研究課題/領域番号 |
16K05764
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
是永 敏伸 岩手大学, 理工学部, 准教授 (70335579)
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研究協力者 |
岡崎 雅明
清野 秀岳
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | パーフルオロシクロペンテン / カップリング反応 / ラジカル活性種 / 空気酸化 / 酸化反応 / パーフルオロ化合物 / シクロペンタジエニルラジカル / グリニャール試薬 / ホモカップリング反応 / 有機分子触媒 / 酸化剤 / 遷移金属フリー / 空気酸化反応 |
研究成果の概要 |
以前に我々が開発した空気存在下ヘプタフルオロトリル基を有するパーフルオロシクロペンテン触媒によるグリニャール試薬の酸化的ホモカップリング反応において、今回、その反応の触媒活性種がラジカル活性種であることを明らかにし、その別途合成を行うことで触媒として利用可能にした。実際にラジカル活性種を用いてフェニルグリニャールし試薬のホモカップリングを行うと、ビフェニルが94%で生成し、触媒回転数は、この種の触媒としては多い、30回を超えた。さらに、この触媒活性種を用いると、チオフェン基質のホモカップリングや、ジホスフィン配位子合成のための合成中間体合成に用いる事ができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
開発したヘプタフルオロトリル基を有するパーフルオロシクロペンテン誘導体は、2017年に東京化成(株)より売り出しが開始された。これにより多くの研究者に利用可能となった。またその触媒活性種を前述のパーフルオロシクロペンテン誘導体から簡単に別途合成する事ができるようになったため、今後空気を利用する酸化反応に対して応用化が期待できる。
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