研究課題/領域番号 |
16K05771
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
瀬川 泰知 名古屋大学, 理学研究科, 特任准教授 (60570794)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ホウ素化反応 / 選択的官能基化 / ベンゼン環パラ位 / C-Hホウ素化 / ベンゼン環 / パラ位 / ベンゼン / C-H官能基化 / ホウ素化 |
研究成果の概要 |
ボリル基は様々な官能基に変換できることが知られており、パラ位選択的なC-H結合直接ボリル化が可能となれば、ベンゼン環パラ位の多様な官能基化が実現できる。現在までに報告されているイリジウム触媒を用いたC-Hボリル化反応は、一置換ベンゼンのメタ位とパラ位で進行し位置選択性を制御することができなかった。本研究では新たな触媒系によるパラ選択的C-Hボリル化反応を開発し、様々な機能や性質をもった分子を合成した。さらに、この反応を利用して、機能性有機分子や複雑天然有機化合物に対する合成最終段階でのボリル化を経由した迅速なライブラリー構築を行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、新しい有機合成反応を開発し、それをもとに有用な分子の迅速な合成を可能にした。これは、LEDや太陽電池に代表される電子デバイスの部品となる機能性有機分子や、医薬品の候補となる生理活性分子として有用な分子を見つけるプロセスを大幅に簡略化するだけでなく、これまで手にすることのできなかった種類の有機分子を合成できるようになった。実際にバイオイメージングに応用したように、本研究によって新たに得られた有機分子は今後さまざまな場面で活用されると期待される。
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