研究課題/領域番号 |
16K05773
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
矢田 陽 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 研究員 (70619965)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 炭素ー水素結合活性化 / 遷移金属触媒 / 窒素ー酸素結合切断 / 有機金属化学 / 炭素―水素結合 / 不活性結合活性化 / 官能基化 |
研究成果の概要 |
遷移金属触媒による炭素-水素結合の変換反応において、これまで困難であったカルボニル化合物やアミン化合物のsp3炭素-水素結合の活性化・官能基化する反応開発に取り組み、sp3炭素-水素結合の活性化法の汎用性を高めることを目的として研究を行なった。その結果、N-カルボキシルアミンを出発原料とする新規β-ラクタム合成反応を発見した。この反応は、窒素-酸素結合の活性化と続く一酸化炭素の挿入、β位の炭素-水素結合、還元的脱離によって進行していると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、1つの分子内で窒素-酸素結合と炭素-水素結合の2種類の結合の切断を伴うというこれまでにほとんど知られていない形式で進行するものであり、学術的に極めて興味深いものである。また、標的分子の合成する工程を短縮できたり副生成物を最小限に抑えることもできるため、環境調和に優れた次世代型プロセスとして期待できる。さらに研究を進展させることによって、汎用性が高い炭素-水素結合の直接活性化・官能基化反応の開発につながることが期待される。
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