研究課題/領域番号 |
16K05786
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
鳴海 敦 山形大学, 大学院有機材料システム研究科, 准教授 (60443975)
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研究分担者 |
矢野 重信 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 客員教授 (60011186)
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研究協力者 |
川口 正剛
菊地 守也
Binder Wolfgang H.
熊木 治郎
山田 将貢
海野 倭
小林 哲也
宮崎 翼
長谷川 集平 (長谷川 燎)
柳澤 燎
富山 美穂
榎本 航之
松田 圭悟
Shaykoon Ahmed Shaykoon Montaser
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 大環状ポリマー / ポリマーブラシ / リビングラジカル重合 / 環拡大ビニル重合 / ラジカル環交差反応 / 動的共有結合 / 原子間力顕微鏡 (AFM) / 環状開始剤 / 閉環メタセシス反応 / SEC-MALS / 回転半径 / 高分子合成 / 制御ラジカル重合 / 環拡大重合 |
研究成果の概要 |
「環拡大ビニル重合」すなわち「ビニルモノマーの環拡大重合」を可能とする重合系の開発に関する研究を実施した。ポリマーブラシ化することにより、重合生成物のモルフォロジーを原子間力顕微鏡 (AFM) で観察した。大環状ポリマーブラシが観察され、最終的に当該重合系が環拡大制御ラジカル重合で進行することを実証した。クロマトグラフィーや分光学的手法を用いた分子鎖解析を併せ、これまで不明であった環拡大ビニル重合の機構に関して重要な知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1990年代から、精密高分子合成法としてリビングラジカル重合 (制御ラジカル重合) が加わり、ビニルポリマーの特殊構造化・多様化が進められてきた。しかし、ビニルモノマーの環拡大重合に関してはその開発が世界的に特に遅延している。本研究では、顕微鏡による分子鎖の観察と解析・統計を併せ、学術的に有意義な重要な知見を得た。材料の軽量化・高強度化を達成する手段として、ポリマーへの環状モルフォロジーの導入は産業界でも注視されており、本研究の成果は社会的にも有意義である。
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