研究課題/領域番号 |
16K05788
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子化学
|
研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
中野 幸司 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70345099)
|
研究協力者 |
野口 恵一
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | ブロック共重合体 / エポキシド / 二酸化炭素 / ビニルポリマー / ラジカル重合 / 高分子合成 / ポリオレフィン / 高分子構造・物性 |
研究成果の概要 |
本研究では,エポキシドと二酸化炭素との交互共重合により合成される脂肪族ポリカルボナート(APC)とビニルポリマーとのブロック共重合体の効率的な合成法の開発について検討した.エポキシドと二酸化炭素との交互共重合において,適切な連鎖移動剤を用いることで,制御ラジカル重合に必要な官能基を導入したAPCマクロ開始剤の合成に成功した.また,得られたAPCマクロ開始剤を用いた各種ビニルモノマーの原子移動ラジカル重合や可逆的付加開裂連鎖移動重合が進行し,ブロック共重合体を効率的に合成できることを明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
APCは,化成品の原料として有効利用が望まれる二酸化炭素を原料とすることから,持続可能な社会に貢献する高分子材料として,学術・実用両方の観点から研究が展開されてきた.一方,ガラス転移温度や力学強度が低く,APCを実用化する上での障害となっている.本研究の成果によって得られたブロック共重合体には,APC単独では実現できない機能を発現することが予想され,APCを基盤とする材料開発に大きく貢献すると期待できる.
|