研究課題/領域番号 |
16K05793
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
野村 信嘉 名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (70291408)
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研究分担者 |
大石 理貴 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (20376940)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 生分解性 / 乳酸 / グリコール酸 / ポリ(L-メチルグリコリド) / ポリ(D-メチルグリコリド) / ステレオコンプレックス / 融点 / 精密重合 / ポリ(メチルグリコリド) / 位置選択性 / 立体選択性 / イソタクチック / シンジオタクチック / メチルグリコリド / ラセミ触媒 / ステレオコンプレックスス / 位置規則性 / 開環重合 / 触媒 / 立体規則性 / 位置選択的 / salen / アルミニウム / 立体選択的 / 重合触媒 |
研究成果の概要 |
ポリ乳酸は、植物由来であり、土中で二酸化炭素と水に分解する生分解性を有するプラスチックである。現在、プラスチック材料が様々な環境問題を起こす原因となっているが、ポリ乳酸を利用することでそのいくつかを解決出来る可能性がある。しかし、ポリ乳酸は熱的安定性が低いことや堅くて脆いという欠点も知られ、応用が限られる。 ポリ乳酸の欠点を解決するため、本研究では乳酸とグリコール酸からなるポリマーを精密に合成し、立体異性体のポリマーを混合することで、市販のポリ乳酸よりも熱的安定性の高い材料が合成出来ることを初めて見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境調和型プラスチック材料として研究が盛んなポリ乳酸には、いくつかの欠点が知られており、その中の一つに熱的安定性がある。本研究では、ポリ乳酸と同様に生分解性を有するプラスチックで、乳酸とグリコール酸から立体化学と位置規則性の高いポリマーを合成した。光学活性なポリマーL体、D体それぞれでは低い融点であるのに対し、光学活性ポリマーのL体とD体とを混合すると、ステレオコンプレックスを形成し、市販のポリ乳酸より高い熱的安定性を示す新現象を見出した。
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