研究課題/領域番号 |
16K05804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
古川 潤一 北海道大学, 医学研究院, 特任准教授 (30374193)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 糖タンパク質 / グライコミクス / β脱離反応 / マイケル付加 / O-結合型糖鎖 / BEP法 / プロテオミクス |
研究成果の概要 |
本研究では、O-結合型糖タンパク質に着目した汎用的な疾患マーカー探索技術の開発を目的として、1)これまでに BEP法により解析が困難であったシアリル化 O-結合型糖鎖の解析法の改良、そして2) O-結合型糖鎖およびキャリアタンパク質の一斉解析法について検討を行った。N-結合型糖鎖およびスフィンゴ糖脂質糖鎖については、ラクトン環開裂を経由したシアル酸結合様式特異的標識法を開発し、O-結合型糖ペプチドへの適用できることが明らかとなった。またBEP法では、詳細な反応条件を検討により両アミノ酸残基からの効率的な O-型糖鎖の切断およびセリン残基への選択的なマイケル付加が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究でのシアル酸の構造上の識別法、スレオニン残基修飾糖鎖の切断法、そしてマイケル付加反応の効率についての研究により、これまでに詳細な情報がなく、本研究の成果が糖タンパク質に関連する診断マーカー探索研究や糖鎖付加部位さらにはキャリアタンパク質を同定するために重要な情報取得に繋がる。
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