研究課題/領域番号 |
16K05805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
川上 淳 弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (60261426)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 蛍光分析試薬 / 赤色蛍光色素 / 高輝度 / フェルスター機構 / エネルギー移動 / FRET / トリプタンスリン / BODIPY / フェルスター共鳴エネルギー移動 / 赤色蛍光 / トリプタンスリン誘導体 |
研究成果の概要 |
本研究では,フェルスター型エネルギー移動(FRET)を利用した新規高輝度赤色蛍光分析試薬の開発をするため,溶媒によって吸収・蛍光波長の変化の小さいBODIPY誘導体と,赤色蛍光を示す分子内電解移動(ICT)型で溶媒極性に応答して吸収・蛍光波長が正のソルバトクロミズムを示すトリプタンスリン誘導体を,ポリエーテル鎖でつないだ系を幾つか合成した。その結果,FRETのonからoffによる蛍光スペクトルの変化によりCu2+, Fe3+, Al3+の金属イオンの蛍光検出が可能であることなどがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,生体物質の機能解析(分析)や生命現象の解明につながる新しい化学ツールの開発研究であり,生体透過性に優れ,且つ人間の目で直接見ることのできる高輝度赤色蛍光分析試薬の開発を目指したものである。本研究で得られた成果は,今後の生命科学研究における化学ツールの発展に寄与するものと考えている。
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