研究課題/領域番号 |
16K05813
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
金 継業 信州大学, 学術研究院理学系, 教授 (40252118)
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研究分担者 |
高橋 史樹 信州大学, 学術研究院理学系, 助教 (40754958)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 電気化学発光 / 超音波 / キャビテーション / 電位変調 / 金ナノ粒子 / 薬物分析 / リドカイン / ネライストキシン系農薬 / 電位変調電気化学発光計測 / 超音波キャビテーション / 電気化学発光量子収率 / 超音波化学発光 / 薬物検出 / 電気分析化学 / 超音波化学 |
研究成果の概要 |
電気化学反応系に超音波を照射されると電極界面での物質移動の促進,電極表面の活性化などの効果が期待され、電気分析化学の領域において注目されている。一方、超音波の電気化学発光(ECL)反応にどのような影響に及ぼすかについて、研究がほとんど進んでいない。本研究では,超音波の周波数によって超音波の物理的な反応場と音響キャビテーションによる化学的反応場の影響をそれぞれ検討し,種々の分析ニーズに応じた新しいECL検出原理の創出に関する基礎研究を行った。それに加えて、超音波により安定性に優れたエマルション、金ナノ粒子/グラフェンの機能性複合ナノ材料の調製にも成功し、環境水分析のセンサーを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気分析化学の分野では,超音波をボルタンメトリーに用いた研究が多数報告されているが,ECL反応に適した報告は極めて少ない。反応系の制御が困難であることに加えて,計測の難しさが原因と考えられる。本研究は超音波による物理的または化学的効果を最大限に利用することを工夫して,ECLにおける新規反応の探索と反応機構解析を行うものであり,それらの特徴を充分に活かした新しいECL計測法を提案している。電気化学の基礎的な分野および分析化学の分野を始めとした種々の領域の発展にも広く資する,独創的かつ有意義な研究であると考えられている。
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