研究課題/領域番号 |
16K05816
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
堀田 弘樹 神戸大学, 海事科学研究科, 准教授 (80397603)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 抗酸化剤 / クーロメトリー / 反応機構 / 酸化生成物 / ポリフェノール / HPLC / DPPH / フロー全電解 / 活性酸素 / ORAC法 |
研究成果の概要 |
天然ポリフェノールを対象に、それらのフロー全電解生成物の解析を行ったところ、酸化に伴う後続反応によって還元力を再度獲得する物質や、後続反応により不活性化する物質、また後続反応を持たない物質などに分類できることが分かった。DPPHラジカル消去反応においても同様に抗酸化剤により異なる反応機構でラジカル消去が進行していることが観察された。反応生成物に焦点をあてて、抗酸化活性評価を行う必要性を見出すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの抗酸化活性評価法が知られているが、各評価法間の明確な相関性は必ずしも明らかではない。この理由の一つとして、反応対象ラジカル種と抗酸化剤の反応機構が、それぞれのラジカル種に対して異なることが考えられる。反応生成物の解析をもとに反応機構を検討することで、様々な活性評価法での評価機構の違いを明確にできると考えられる。本研究では、電気化学酸化とDPPHラジカル消去反応における、反応機構の類似点・相違点を明らかにすることで、反応機構の解明が抗酸化活性評価に重要であることを示すことができた点で大きな意義を持つものであると考える。
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