研究課題/領域番号 |
16K05819
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
北村 裕介 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 助教 (80433019)
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研究協力者 |
井原 敏博
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 核酸プローブ / 細胞検出 / アプタマー / 血中循環腫瘍細胞 / 細胞捕捉 / バイオ分析 |
研究成果の概要 |
細胞表層に特異的に高発現しているタンパクを標的し、これをきっかけとして、シグナルを増幅する機構を多点で開始することで、細胞の高感度検出を試みた。具体的には、標的膜タンパク質に対する核酸アプタマーに任意のタグ配列を付与し、これをシグナル増幅の開始点とした。このタグのと鎖交換反応により、シグナル増幅可能なDNAサーキットを回転させるトリガーを特異的に放出することに成功した。試験管内ではトリガーに応答し、サーキットが動作することが確認されたが、細胞上で実際に放出されたトリガーを用いてDNAサーキットの動作を試みたところ、シグナルの増加が十分ではなかったため、条件の最適化が必要だと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在までのところ、DNAサーキットによるシグナル増幅は不十分ではあるが、条件を最適化できた際には、標的細胞を現行法のように顕微鏡で直接検出する必要なく、標的細胞を含む溶液の発光にて検出することが可能となる。標的細胞に任意のタグを提示し、鎖交換反応を自在に起こすことができたため、これに伴って放出された任意の配列の核酸を開始剤とする様々な核酸の自発的連鎖反応を誘起可能であることがわかった。
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