研究課題/領域番号 |
16K05824
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
矢野 和義 東京工科大学, 応用生物学部, 教授 (40262109)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | プロテオミクス / アプタマー / プラズマ重合 / 分析化学 / 薄膜 / 蛍光増強 / バイオセンシング / 蛍光 |
研究成果の概要 |
ガラス基板上に、金属膜としてAg薄膜を、光干渉膜としてアセトニトリルをモノマーとしたプラズマ重合膜を順次積層させたナノ積層構造を構築した。この上で蛍光物質Cy5で標識したDNA鎖からの蛍光シグナルを6倍増強することに成功した。またこのナノ積層基板にグルタルアルデヒドを介してプローブDNAを固定化し、ターゲットDNAとの認識に由来する蛍光シグナルの増強を確認した。さらにその膜の物性をフーリエ変換赤外分光法(FT-IR)により評価した結果、固定化に重要なアミノ基が存在している可能性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は疾病の早期発見を目指し、従来半導体微細加工に利用されてきたプラズマ重合法をバイオテクノロジーの分野に活用しようとするものである。今回の科研費助成事業により、目的物質の検出シグナルを増強させることに成功できたため、本技術が医療分野に貢献できる可能性を示すことができた。またプラズマ重合法はドライプロセスによる一括加工が可能で大量生産に適した技術であるため、将来の事業化という観点からも極めて優れたポテンシャルを有しており、大変意義深い。
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