研究課題/領域番号 |
16K05825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
須磨岡 淳 東京工科大学, 工学部, 教授 (10280934)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 転写因子 / ペプチド核酸 / DNA / 核酸 / セリウム / DNA切断 |
研究成果の概要 |
これまでに、ペプチド核酸(PNA)を用いて,長鎖DNAから所定DNA断片を切り出す技術,多くのDNA断片から目的DNA断片を精製する技術を開発してきた。本研究では,これら技術を融合し,DNAの特定部位に結合する転写因子関連タンパク質を分析する新たな手法の開発をめざし研究を進めた。その結果,PNAと一本鎖DNAを特異的に切断する酵素を用いて調製したDNA断片を単離精製することに成功した。また,人工酵素系として従来用いていたセリウム(IV)ーエチレンジアミン四酢酸系では,DNA切断活性が不十分であることが明らかとなってきた。触媒系を探索したところ,酸化セリウムナノ粒子が有望であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノムDNAの情報がRNAに転写される際には,DNAと結合する転写に関わるタンパク質群(転写因子関連タンパク質)が複雑に相互作用をしている。また,転写の異常はがんや多くの疾患とその病態に深く関わっていることが知られている。したがって,転写に関わる因子を詳細に調べる手法の開発は非常に重要である。本研究で見出されたDNAの特定部位をゲノムDNAから分離精製する技術は,DNAの特定部位と相互作用しているタンパク質を解析する新規手法への応用が期待される。
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