研究課題/領域番号 |
16K05837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
奥 浩之 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (20301749)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | マラリア原虫 / ペプチド / 高分子材料 / マラリアワクチン / エノラーゼ / プラスミノーゲン / 熱帯熱マラリア / 原虫 / ワクチン / マラリア / ペプチドワクチン / 熱帯熱マラリア原虫 / ELISA法 / 分子動力学法 / 微粒子 |
研究成果の概要 |
近年進展した肺炎球菌の感染機構の研究に関連して、マラリア原虫がヒトの赤血球内へ侵入する際に、原虫表面に発現した酵素“エノラーゼ”がヒト血中の線溶系タンパク質“プラスミノーゲン”へ結合・活性化して、“プラスミン活性(加水分解反応性)を発現”させることで、赤血球へ原虫の侵入が促進されると考えられるようになってきた。しかし具体的な分子メカニズムは不明であり、本研究では原虫エノラーゼのループ構造から設計・合成したペプチドを用いて、①「ヒトプラスミノーゲンへの結合性」と②「プラスミン活性の発現」について評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は表面的にはマラリア対策やマラリアワクチンの開発に関する学術的な研究であるが、化学産業の将来を考えた社会的にも意義のある研究である。例えば我が国のものづくり製造業が付加価値の高い次世代産業へ発展するにはどうしたらいいかと考えて、研究を進めている。すなわち、“医療・保健分野を通した高付加価値なものづくりイノベーション”として、臨床や製造業の現場におけるニーズと化学的なシーズを結びつける点で社会的なインパクトのある研究である。
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