研究課題/領域番号 |
16K05848
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
若尾 雅広 鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (20404535)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | グリコサミノグリカン / コンドロイチン硫酸 / デルマタン硫酸 / 系統的合成 / 相互作用解析 / 合成 / 活性 / 糖鎖合成 |
研究成果の概要 |
グリコサミノグリカン(GAG)は、生体内で最も複雑な構造と機能を持つ糖鎖の一つである。本研究では、GAGの分子レベルでの機能解析と創薬応用を目指し、GAGの中でもコンドロイチン硫酸(CS)(デルマタン硫酸(DS)も含む)に着目し、これらの部分構造の系統的合成法の確立について検討した。また、これまでに合成を達成しているCS・DS部分構造については、独自開発のGAG糖鎖ライブラリーを固定化した糖鎖チップを用いて、GAG結合性タンパク質の構造活性相関について解析した。さらに相互作用が見られた糖鎖構造については、分子モデリングによる解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GAGは、様々なタンパク質と相互作用し細胞の分化や増殖に関与する。GAGの生合成不全は、がんや免疫異常などの様々な疾患を引き起こすため、GAGの分子レベルでの機能解明は、非常に重要である。しかし、GAGは複雑な糖鎖構造を有するため、分子レベルでの機能解明は容易でない。本研究では、GAGの中でも特にCS・DSに着目し、系統的合成法を基盤として、CS・DS部分構造ライブラリーの合成法の確立と機能解析について検討した。本研究の成果は、合成化学、糖鎖工学の発展のみならず、生化学、分子生物学、創薬、医学分野での応用が期待される。
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