研究課題/領域番号 |
16K05852
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
青木 元秀 東京薬科大学, 生命科学部, 助教 (30418917)
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連携研究者 |
梅村 知也 東京薬科大学
沖野 晃俊 東京工業大学
安井 隆雄 名古屋大学
馬場 嘉信 名古屋大学
平田 岳史 東京大学
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研究協力者 |
槇納 好岐 東京大学
高月 駿 京都大学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 質量顕微鏡 / 元素マイクロイメージング / LA-ICP-MS / 細胞内金属元素分布 / 分析科学 / 細胞内共生 |
研究成果の概要 |
ミトコンドリアや葉緑体といったオルガネラを生み出した細胞内共生は、細胞の中に細胞が共生することにより新たな機能と構造を獲得する機会を生物にもたらす細胞進化の大きな原動力となっている。本研究では、細胞内共生成立過程における元素挙動解析への応用を視野に、先端的多元素同時マイクロイメージング質量顕微鏡法による細胞内元素マッピング解析技術基盤の構築に取り組んだ。構築した質量マイクロイメージングシステムを用いて、ミドリゾウリムシ細胞中の元素局在情報を2 μm分解能で取得を試み、マグネシウムが細胞内に一様に分布し、またリンが核に高濃度で存在する様子のイメージの取得に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞内共生成立過程で金属元素が果たす役割を解明する上で、元素の局在を明らかにすることは、真核細胞の進化過程を解き明かす上できわめて興味深いテーマであったが一細胞中の微量にしか存在しない元素の局在を測定することは容易ではなかった。本研究で開発したLA-ICP-MS細胞内元素イメージング法は、ミドリゾウリムシとクロレラの細胞内共生成立過程における金属元素局在解析に応用することで、情報が限られている細胞内共生の成立過程における金属元素の果たす役割の解明に貢献できると期待される。
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