研究課題/領域番号 |
16K05868
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
森本 稔 鳥取大学, 研究推進機構, 准教授 (10273880)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 水熱処理 / 亜臨界水 / 選択的加水分解 / フコイダン / グリコシド結合 / エステル結合 / アセタール基 / アセチル基 / 官能基選択性 / 加水分解反応 / エステル / 加水分解 / グリーンケミストリー / 硫酸化多糖 |
研究成果の概要 |
加水分解反応は薬品など様々な化学物質の合成に利用されているが、官能基選択的に反応するためには高価な試薬、有機溶媒、煩雑な操作が必要である。本研究では官能基選択的な加水分解反応に水熱処理が応用できることを明らかにした。水熱処理は水のみを溶媒とし、実験操作も簡便であることから、環境に優しい新規な有機合成ツールとなり得る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水熱処理の研究対象は主に高分子化合物の分解処理に対するものであり、有機合成ツールとしての検討はほとんどなされていない。本研究は、硫酸化多糖の水熱処理の過程で、初めて官能基選択的に加水分解がおきている可能性に着目した点が独創的である。 加水分解反応は保護基の脱離反応など様々な有機合成に利用されているが、選択的な保護・脱保護は、高価な試薬、有機溶媒、煩雑な操作により行われている。本研究で用いた水熱処理は、水のみを溶媒とし、実験操作も簡便であることから、新規な環境配慮型有機合成ツールとして利用できる。
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