研究課題/領域番号 |
16K05897
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機・ハイブリッド材料
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研究機関 | 埼玉工業大学 |
研究代表者 |
木下 基 埼玉工業大学, 工学部, 准教授 (40361761)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 色素 / 光 / 液晶 / 光配向 / 有機半導体 / 配向 |
研究成果の概要 |
光で動く有機半導体液晶とデバイスへの応用を目的として、多くの有機化合物を含む液晶系の光応答性を検討したところ、いくつかのオリゴチオフェン誘導体、クマリン誘導体、ペリレン誘導体、ジケトピロロピロール誘導体およびニッケル錯体が非線形光学効果を発現することがわかり、防眩ミラー、スマートウィンドウ、セキュリィーなどのデバイスへ期待できることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
色素を含む液晶の光配向変化挙動は、液晶ディスプレイや液晶材料の配向手法として注目され、フォトクロミック色素を中心に検討が行われてきた。本研究では、従来の色素から有機半導体へ展開して検討を行った。従来報告されている色素に加えて、いくつかの有機半導体が光で動いて液晶を配向変化できることを見出した。これは異性化しない色素を用いて光配向できる材料を発見したという点で学術的に意義深い成果である。また、分子配向が鍵を握る有機デバイスの高機能化高性能化へ繋がる要素技術となることが期待できることは社会的意義があると示唆される。
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