研究課題/領域番号 |
16K05912
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
辻 秀人 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60227395)
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研究分担者 |
荒川 優樹 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (30757365)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 置換型ポリ乳酸 / ステレオコンプレックス / 共晶 / バイオベース高分子材料 / 生分解性高分子材料 / バイオベースポリマー / ポリ乳酸 / ポリラクチド / 高性能化 |
研究成果の概要 |
バイオベースであるポリ乳酸(PLA)およびその共重合体は、石油由来高分子材料の代替材料として、持続可能社会の構築には不可欠な材料である。PLAおよび置換型PLAには、鏡像関係にあるL体とD体が存在し、これらをブレンドすることにより、ステレオコンプレックスが形成され、高性能化される。本研究では、種々のPLAおよび置換型PLAのステレオコンプレックス形成における規則性を解明するとともに、それらを用いた高性能化に関する検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
種々のPLAおよび置換型PLAのステレオコンプレックス形成を検討した結果、ヘテロステレオコンプレックスにおいては、側鎖の炭素数の差が1の場合のみに形成され、3成分ステレオコンプレックスでは、L体とD体のポリマーの側鎖の炭素数の差が1以下の場合のみ形成されることが明らかとなった。L体ポリマーは異なる2種類のD体ポリマーを、D体ポリマーは異なる2種類のL体ポリマーを接着するらせん型分子接着剤としての役割を果たすことも見出した。これらのことは、将来的にPLAおよび置換型PLA系ステレオコンプレックスを設計する際の基本的な指針となり、非常に有益である。
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