研究課題/領域番号 |
16K05915
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
斎本 博之 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (20186977)
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研究協力者 |
東 和生
岡本 吉晴
森本 稔
伊福 伸介
大崎 智弘
井澤 浩則
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | キチン / キトサン / ナノファイバー / 生体接着剤 / 生体シーリング材 / 生体親和性 / 生体内消化性 / キチン質複合材料 / ナノ繊維 / 光重合開始剤 / オゾン / バイオマス / 高分子構造・物性 |
研究成果の概要 |
1.医用接着剤の開発を目指し、カニ殻由来のキチン質の生体適合性に着目し、各種重合性基を導入することで、接着機能、シーリング機能を付与する研究を実施した。 2.接着強度アップを目指し、各種キチン質ナノファイバーとの複合化に成功した。 3.世界で初めて「オゾン/グリセロール溶液」を重合開始剤成分として光重合し、これまでの過酸化水素水と同等以上の迅速かつ高い接着性を達成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1.怪我や外科手術においては、傷口の迅速かつ安全な接着またはシーリングが求められている。また、臓器など、元々、縫合困難な部位もある。本研究では、生体親和性と生体内消化性を併せ持つ「キチン質(カニ殻由来)」を活用し、秒単位の迅速な接着と、回復後には生分解されるという二つの長所を併せ持つ方法を開発した。さらに、グリセロールが生体適合性であることから、重合開始剤としてオゾン/グリセロール溶液を用いた試験を、世界で初めて達成した。 牛・豚由来等の組織や血液製剤等を用いないので、狂牛病やエイズなどの感染の危険が無い。
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