研究課題/領域番号 |
16K05944
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業材料
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
森 大輔 三重大学, 工学研究科, 准教授 (00432021)
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研究協力者 |
稲熊 宜之
鹿野 昌弘
ハムディ ベン・ヤヒア
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 高圧合成 / 複合アニオン / 複合アニオン化合物 / リチウム電池電極材料 |
研究成果の概要 |
本研究では複合アニオン化合物のアニオン配列と物性について、圧力をパラメーターとして、合成条件、組成、構造と物性との相関を明らかにし、固体化学的知見を得ることを目的とした。試料の合成には高圧合成および水熱合成を用いた。200℃での水熱合成により合成したMn2VO4Fはフッ素の不規則配列を持つことが分かり、合成条件の違いによりフッ素の配列が異なることが明らかとなった。その他の複合アニオン化合物についても、高圧下での相関係を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
複合アニオン化合物はアニオンの置換に伴いカチオン-アニオン間の化学結合が共有結合性またはイオン性へと変化することで、新しい物性の発現や特性の向上が期待される。本研究では温度、圧力などの合成条件の違いにより異なるアニオン配列を持つ物質の合成に成功した。得られた物質はアニオンの配列に起因した物性を示したことから、今後、より詳細に合成条件とアニオン配列との相関についての知見を得ることで、新しい機能性物質の創成が期待される。
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