研究課題/領域番号 |
16K05961
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
柴野 純一 北見工業大学, 工学部, 教授 (60206141)
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研究分担者 |
吉田 裕 北見工業大学, 工学部, 准教授 (30626122)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 延性損傷 / 単結晶 / 転位密度 / プロファイル解析 / 装置関数 / 白色X線 / 放射光 / 機械材料・材料力学 / 放射光白色X線 / 非破壊検査 |
研究成果の概要 |
本研究では、放射光白色X線の透過回折X線を用いて、単結晶の転位セルサイズ、不均一ひずみ、転位密度を評価するプロファイル解析手法を提示した。引張り負荷により延性損傷を受けたアルミニウム単結晶を大型放射光施設SPring-8で測定した。さらに、その試験片のX線測定領域を透過型電子顕微鏡TEMで観察した。その結果を本手法による評価結果と比較した。その結果、本手法で得られた転位セルサイズはTEMによる観察結果よりも大きく評価されたが、転位密度はほぼ同様の値を示した。単結晶における延性損傷評価に対し、本手法が有用であることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機械や構造物の破壊の原因となるき裂の発生・進展を非破壊で高精度に推定・評価する手法の開発が産業界から強く望まれている。本研究では、これまで検討してきた放射光白色X線によるプロファイル解析手法を基に、単結晶内部の特定された結晶方位から得られる単一の回折X線プロファイルから、延性損傷パラメータとして転位セルサイズ、不均一ひずみ、転位密度の情報を得るための手法を開発した。本手法は材料破壊の原因究明や材料工学研究においても有効な測定技術として活用できる。
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