研究課題/領域番号 |
16K05977
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三上 欣希 大阪大学, 接合科学研究所, 准教授 (40397758)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 水素割れ / 微視組織 / 数値解析 / 水素拡散 / ミクロ組織 / 微視的応力 / 不均質 / 有限要素法 |
研究成果の概要 |
一般的な金属材料は複数の微視組織により構成され,その結果,微視組織レベルでは,さまざまな特性が不均一である.本研究では複数の微視組織により構成される材料の代表例として二相ステンレス鋼を取り上げ,その水素割れを対象として微視組織レベルの応力および拡散性水素濃度の不均一分布を明らかにする数値解析手法を構築し,複相組織で構成される材料の水素割れ発生特性の評価に適用可能であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存の水素割れ限界評価は,導入した水素量と負荷応力を指標とした,「巨視的な」評価といえる.一方,多くの実用材料は複数の微視組織で構成され,不均一な応力および拡散性水素濃度分布によって割れが発生していると考えられる.本研究は,微視組織レベルの応力および拡散性水素濃度分布に基づいて水素割れ発生特性を議論しようとするものであり,本アプローチを発展させることで,耐水素割れ性に優れた材料の微視組織の特徴を提案することも可能になる.
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