研究課題/領域番号 |
16K05978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
田中 拓 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (80236629)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 構造・機能材料 / マイクロマシン / 金属物性 / 引張圧縮疲労 / 軸力 / 機械材料・材料力学 / 引張圧縮費用 |
研究成果の概要 |
本研究では,最小断面直径が1mm未満の細線に対して,座屈せずに軸力による引張圧縮疲労試験が可能となる試験片作製方法とその疲労試験方法を新たに提案した.工業用純鉄線を対象として検討した結果,最小断面直径が700μm,500μmおよび180μmの試験片を作製できた.ウッド合金チャックを利用した自作の疲労試験機に特別な工夫を施して取り付けることで.最小断面直径180μmまでは本研究の方法で,細線の座屈が生じることなく,軸力による引張圧縮疲労試験が十分な精度で可能になった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに行われていた細線の引張圧縮疲労試験としては,軸力ではなく,繰返し曲げを与える方法がとられてきた.しかし,曲げでは塑性変形が生じると応力の値を正確に知ることができない致命的な欠点があった.本研究で開発した軸力を用いた試験によって,初めて正しいS-N曲線が得られるようになった.これによって,微小素材に対してS-N曲線に基づく耐疲労設計が可能になることは,工学上とても大きな意義があると考える.
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