研究課題/領域番号 |
16K06008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
田中 繁一 静岡大学, 工学部, 教授 (60197423)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | インクリメンタルフォーミング / レーザ / 強加工 / インクリメンタルフォーミン / 微細結晶粒 / 板成形 / レーザ援用成形 / 結晶粒微細化 / 材料加工 |
研究成果の概要 |
本研究では,インクリメンタル成形の特徴である「繰返し大ひずみ導入」とレーザ併用による「局所加熱」により,「材料組織(結晶粒微細化等)のCNC制御」に関する基礎的検討を行っている.とくに,「(インクリメンタル成形による)強加工」と「(レーザ援用)動的再結晶」はともに結晶粒微細化の有力な手段であり,各種条件が微細化に及ぼす影響を調べている.さらに,マルチステップ・プロセスを用いてより大きなひずみを材料に導入して,1μm程度の結晶粒微細化を達成した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,インクリメンタル成形の特徴である「繰返し大ひずみ導入」とレーザ併用による「局所加熱」により,「材料組織(結晶粒微細化等)のCNC制御」に関する基礎的検討を行っており,各種条件が結晶粒微細化に及ぼす影響を調べている.さらに,マルチステップ・プロセスを用いてより大きなひずみを材料に導入して,1μm程度の結晶粒微細化を達成した. 本研究の成果により製品上の総ひずみ量を制御して,それによる微細結晶粒分布を制御でき,製品上の組織分布を設計することができる.今後,生体適合性のよい純チタンに対してもこれを適切して高精度に制御できれば,新しい医療補綴物などの開発が可能となる.
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