研究課題/領域番号 |
16K06010
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
|
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
早川 伸哉 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10314080)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | レーザ接合 / 接合面温度 / 放射温度計 / 放射率 / インプロセス測定 / 非接触測定 / 接合界面温度 / 電場増強 / 反射光 / 分光スペクトル / 機械工作・生産工学 / 光物性 / レーザ加工 |
研究成果の概要 |
金属と樹脂のレーザ接合における接合面温度を非接触で測定することを目的として,レーザ接合中に放射温度計出力に重畳して測定を妨げる信号の原因解明を行った.その結果,この信号の原因は接合用レーザの反射光であり,光学フィルタを用いて除去できることがわかった.また,接合加工の進行に伴って時々刻々と変化する接合面の放射率がこの重畳信号を利用することで測定できることを着想した.これにより接合加工中の接合面温度の非接触測定が実現できる見込みが示された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射温度計による温度測定を妨げると考えられた重畳信号が,温度測定に不可欠な放射率の測定にむしろ有用であることを示したことは学術的な価値が高い.放射率を加工中に測定できることは,サンプルによる事前の検定作業を不要にするほか,接合加工の進行に伴って放射率が変化することにも対応できるようになるため測定精度の向上につながる.これにより接合加工中の接合面温度の測定と管理が可能になることで接合品質と生産性の向上が期待される.
|