研究課題/領域番号 |
16K06012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
石田 徹 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (20313421)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 放電加工 / 穴加工 / 穴内面穴 / 機械工作・生産工学 |
研究成果の概要 |
現在実用化されている除去加工法では,穴の内面に穴を形成することはできない.すなわち,除去加工法を用いて形成できる穴形状に限界がある.このような限界を克服するために,穴の内面に対して形成される穴を穴内面穴と呼び,穴内面穴を放電加工により創成する装置を開発してきた.しかしながら,これまでに開発した装置により創成できる穴内面穴は,長さが短く,内径が限られており,真直性が低かった.そこで本研究では,これらの問題を解決できるように装置を改良した.実験の結果,改良した装置によって,創成できる穴内面穴の長距離化と大径化,さらには,その真直性の向上を実現できることが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機械を設計するには,対象とする機械が要求された性能を発現するように,その機械の構成部品の属性(例えば,形状やその精度など)を決定する必要がある.ただし,その属性は実現できるものに限られる.具体的には,部品は一般に機械加工により製作されるため,機械加工の能力の限界を越えないものに限られる.このことは機械設計の基本であるが,同時に機械加工の能力限界が機械設計の自由度を阻害しているともいえる.この問題を解決するには,機械加工の能力限界を打破すればよい.そこで本研究では,現在の穴加工では不可能とされてきた,穴の内面に対する穴の加工を実現するとともに,加工可能な穴形状の自由度の拡張に成功した.
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