研究課題/領域番号 |
16K06013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
吉村 英徳 香川大学, 創造工学部, 准教授 (30314412)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ポーラス金属 / 板材成形 / 中空金属球成形体 / 圧縮特性 / 中空金属球 / 固化成形体 / 板成形 / 多段絞り加工 / 曲げ特性 / 成形体 / 絞り加工 / 薄板材 / 機械的特性 / プラトー応力 / 薄板 / 超軽量ポーラス金属 / 塑性加工 / カシメ加工 |
研究成果の概要 |
大量生産が可能で、かつ安価に均質な新ポーラス金属材料を開発するため、薄板材からの絞り加工によってたこ焼き形のトレイを作り、それを接着剤にて合わせた卵パックトレイ形を積層したポーラス材料の製造法および機械的特性を評価した。一番の課題は半球に絞ることにあり、それを解決するため、逆再絞りと平頭、球頭パンチによる絞り加工を組みわせた5段の板材成形工程を確立した。それによって試作した積層成形体の圧縮試験により、半球の張り出し量が増加するにつれて、プラトー応力領域のひずみ量が10%拡大し、良好な性能が示せた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
張出し加工時の絞り量を向上する加工プロセスを提案できた。また、張出し時のくびれ発生の成形限界予測法も提案した。これらは、板材成形の加工技術として学術的な意義がある。また、高品質かつ安価なポーラス金属材料の製法および性能を示せたことは、構造材料分野において学術的な以外がある。提案したポーラス材料が実用化された場合には、自動車等の軽量化、高剛性化、衝撃吸収性の向上を果たすことができ、燃費向上や衝突安全性の向上性につながり、温室効果ガスの低減などの社会的な意義につながる成果である。
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