研究課題/領域番号 |
16K06014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
是澤 宏之 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (70295012)
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研究協力者 |
楢原 弘之
吉岡 亮祐
胡子 大樹
井手 章宏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 金型 / 付加製造技術 / 射出成形 / 産業用3Dプリンタ / 成形加工 / 低エネルギー / 通気特性 / 付加加工 / 産業3Dプリンタ / 機械工作・生産工学 / 産業用3Dプリンター |
研究成果の概要 |
レーザ光線の選択的照射によって金属粉末を焼結する付加製造技術を基礎とする産業用3Dプリンタは,従来の除去加工では加工困難な複雑形状あるいは新たな機能を実現する.本研究では,産業用3Dプリンタにより造形される通気特性を有した構造体を射出成形金型の入子として適用することで,低エネルギー射出成形に関する検討を行った.その結果,従来のプロセスよりも低エネルギーでの成形を実現する可能性および射出プロセス中に溶融樹脂から発生するガス量を求めた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大量生産される樹脂製品は,射出成形機と金型による射出成形法が用いられ,射出成形機では樹脂を溶融・可塑化させて金型に射出・充填し,金型はこれを冷却・固化させて所望の製品を得る.本研究では,産業用3Dプリンタにより金型に通気特性を付与し,成形時における溶融・可塑化および射出・充填に消費されるエネルギーを削減可能とする低エネルギーでの成形を検討した.その結果,より低エネルギーでの成形などが可能性であることを確認した.この成果は,射出成形法で消費される莫大なエネルギーの一部を削減することで,温室効果ガス排出低減への寄与と低炭素社会の実現へ貢献できると考えている.
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