研究課題/領域番号 |
16K06040
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
青木 才子 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30463053)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 指の摩擦 / トライボロジー / 分子膜 / ストライプパターン / せん断強さ / パターンニング / 触覚 / パターニング / 人間の感覚 |
研究成果の概要 |
指への摩擦刺激と操作感との相関を明らかにするため,分子膜の幅や間隔,被覆率,配置角度が異なる種々のパターニング表面を用いて複数の研究対象者による摩擦測定を実施した.ガラス面からパターン面への移行に伴うせん断強さおよび荷重の変化率を算出すると,両変化率ともに分子膜の被覆率に依存することがわかった.指と表面のせん断強さを指への摩擦刺激とし,荷重の変化を摩擦刺激に対する半意識的な力学的応答(操作感)とみなすと,刺激に対する応答はせん断強さの変化率だけでなく,指のすべり速さや分子膜パターンなど刺激の与え方も関係することが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストライプ状分子膜パターン表面が指の摩擦特性に与える影響に着目し,指への摩擦刺激だけでなくその刺激に対する力学的応答は分子膜パターンの被覆率や角度などの各種因子に依存することを明らかにした.近年,タブレット端末のタッチパネルディスプレイにはテクスチャや超音波振動により触感を制御するインターフェースが適用されている中で,分子膜のパターニングにより指の摩擦と操作感を制御することが可能になれば,さらにユーザビリティに優れた機能性表面の開発が期待できる.
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