研究課題/領域番号 |
16K06057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
遠藤 正浩 福岡大学, 工学部, 教授 (30168835)
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研究分担者 |
柳瀬 圭児 福岡大学, 工学部, 教授 (20580187)
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研究協力者 |
松永 久生 九州大学, 大学院工学研究院, 教授 (80346816)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 繰り返し往復すべり / 摩擦 / 摩耗 / 試験方法 / 試験装置 / 磨耗 / トライボロジー |
研究成果の概要 |
「マイクロ・ナノスケール」のすべり量で「平方ミリスケール」の接触面が往復で繰り返しすべる現象の理解は、フレッティング、せん断型疲労き裂のような多くの工学問題と密接に関係しており極めて重要である。この摩擦と摩耗の特性の特性を適切に研究するために、疲労試験機を利用して独創的なring-on-ring試験法の開発に成功した。この実験方法に基づいて、SUJ2軸受鋼とSCM435鋼の熱処理材についてマイクロスケールの乾燥条件における摩耗特性と表面損傷について系統的に研究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
接触面における微小な往復すべりの繰り返しが関与する材料損傷の問題は工学上の重大な問題の一つである。しかし「マイクロ・ナノスケール」のすべり量で「平方ミリスケール」の接触面が往復で繰り返しすべる現象を研究する方法は手つかずの状態であった。本研究ではこの研究方法に確立に成功し、複数の材料について摩擦と摩耗の特性を明らかにできた。開発した手法は拡張が容易で,従来の往復すべり試験法に比較して試験条件の設定の自由度が格段に大きい。したがって,従来は困難であった実験が可能となるだけではなく、この方法を起点にさらなる研究の発展が見込まれるので将来性がある。
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