研究課題/領域番号 |
16K06067
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
李鹿 輝 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (00253906)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 後流 / 渦 / 流れ制御 / PIV / 数値計算 / 渦励振 / ウェーブレット変換 / 流体工学 / 乱流 / 渦構造 / 防波堤 |
研究成果の概要 |
本研究では、多数の物体の周りの流れ場に対して、2DPIVを用いて瞬時速度の計測・可視化を行った。物体の形状、個数、高さ及び配置などは渦構造との関係を調べた。新たな防波堤の形状を研究するため、波形状表面をもつ角柱の後流構造の実験研究を行った。波形状モデルの後流において、背面に生じる低速領域と剥離領域が拡大されたことがわかった。新たな防波堤に使用される低アスペクト比の円柱のまわりの3次元流れに対して、3次元PIV計測を行った。3次元渦の形成、干渉、減衰の過程を解明し、新たな防波堤を支配する大規模渦構造を抽出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は多数の低アスペクト比の物体が発生した三次元渦構造や渦励振の機構などを解明するともに、渦の制御という観点から効果的に津波のエネルギーを消散させる新たな構造の防波堤に応用できる。防波堤の高さを抑制する経済効果とともに、防災・減災などの国土強靱化に結びつき、非常に特色のある基礎・応用研究である。また、悲惨な自然災害から「命を守る」と「減災」の基本対策より、本研究は国の防災上にも重要な研究といえる。
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