研究課題/領域番号 |
16K06105
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菊川 豪太 東北大学, 流体科学研究所, 准教授 (90435644)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 熱工学 / ナノスケール伝熱 / 自己組織化単分子膜 / 計算物理 / 分子熱流体 / 分子動力学 / 界面親和性 / 界面輸送特性 / 分子動力学法 / 浸漬仕事 / 輸送現象 / 界面熱抵抗 / 輸送特性 / 有機分子膜 |
研究成果の概要 |
本研究では,ソフトな界面を代表する自己組織化単分子膜(SAM)を介した界面親和性を定量評価する手法を確立し,有機分子薄膜材料の分子スケール構造や化学的特性に起因する界面親和性発現のメカニズムを定量的に明らかにすることを目標に研究を行った.特に,分子動力学法を用いて,固体基盤上での液滴濡れ挙動について,複数のSAMや溶媒種に対して明らかにした.また,現在得られる実験結果との比較を行い,実験データとの差異についても考察を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分子シミュレーションを用いた有機分子膜と溶媒間に発現する界面親和性を定量評価する研究はこれまで報告例がなく,測定に関する新しい方法論の開発や本研究成果から得られる新たな知見は学術的にも産業分野にも幅広い波及効果が見込まれる.有機材料によるボトムアップ手法を用いた表面修飾,表面処理技術は,生産性やコスト的な面でもメリットが大きく,対象となる固体表面に対して自在に所望の機能性を付与できる界面修飾技術には,大きな産業需要が期待される.
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