研究課題/領域番号 |
16K06117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
田川 正人 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80163335)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 熱流体計測 / 可視化計測 / 温度センサ / 熱電対 / 熱線流速計 / 画像計測 / 温度分布 / 速度分布 / 温度場 / 速度場 / 時定数 / 熱工学 / 流体工学 / 画像 |
研究成果の概要 |
物体表面の温度分布がサーモグラフィで容易に可視化できるのに対して,流体の温度分布や速度分布を簡便に可視化計測できる方法はないのが現状である.本研究では,各種熱流体機器で発生する気流の温度や速度の分布を簡便・安全かつ定量的に可視化できる計測法を開発した.基礎となる熱流体計測技術は,本研究者らが長年にわたり取り組んできた細線温度センサと熱線流速計およびそれらのディジタル信号処理法である.これらの技術に「プローブ空間位置の画像計測」を融合することにより,気流の温度や速度の2次元分布を測定対象の画像上に重ねて提示できる簡便で信頼性の高い可視化計測法を実現し,その有効性を実験的に検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気流の速度や温度の分布をその場で簡単に可視化できれば,熱流体が関与する機器の開発設計や性能評価に役立つだけでなく,機器の設置や設定等の様々な場面で有用な情報を得ることができる.熱電対,抵抗線,サーミスタ等の温度センサや熱線流速計は接触法ではあるが,散乱粒子や蛍光物質等を流体中に導入する必要がなく,安全かつ簡便に計測できる点で優れている.このようなことが背景にあり,レーザ応用計測などの高価で複雑なシステムによらずに熱流動を簡便に可視化できる計測法を実現することは,熱流体機器の研究開発のスピードを高めるだけでなく,点検や整備などの日常業務の効率向上と負荷軽減にも大きく寄与する期待される.
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