研究課題/領域番号 |
16K06123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
向笠 忍 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (20284391)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 液中放電 / 高電圧パルス / 純水 / 海水 / 加圧 / 海底資源探査 / 発光スペクトル / 電気分解 / 液中プラズマ / 高圧海水 / パルス放電 / 海底資源 / 発光分光測定 / 高圧水 / 高電圧パルス放電 / 発光分光 / 高圧水中 / プラズマ・核融合 / 海洋資源 / in-situ探査 |
研究成果の概要 |
海底資源の探査において,海底堆積物に含まれる物質の同定を現地で行うための装置開発を目的として,1MPaに加圧した純水ならびに海水を模擬した3wt%のNaCl水溶液中で高電圧パルス放電を発生し,分光器を用いて発光スペクトルの測定等を行った.純水中での発光スペクトルには2つの連続スペクトルが測定された.また,海底堆積物を模擬した酸化金属粉末に放電を接した際の発光スペクトルに,粉末中の金属の発光がみられ,本手法の有効性を示すことができた.海水中での放電実験では,放電を起こす電極を,電気分解で生成した水素で覆うことにより放電を可能にした.放電は一方の電極先端と液面の間で発生した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,加圧した純水およびNaCl水溶液中で放電を起こす実験を行ったものである.これまで海水のような導電率の高い液体中で低消費エネルギーの放電を起こすことは困難とされてきたが,放電領域を気体で覆うことにより可能となった.技術的には単純であるが,海底資源の現地探査の実用化における意義,そして実用化された際の社会にもたらす影響は大きいと考える.また,加圧水中下での放電現象における物理的背景について学術的に興味深く,今後の学術的な発展が期待される.
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