研究課題/領域番号 |
16K06146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
石野 裕二 埼玉大学, 研究機構, 技師 (50645968)
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研究協力者 |
水野 毅
髙﨑 正也
原 正之
山口 大介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 磁気浮上 / 搬送車 / 太陽光発電 / 搬送システム |
研究成果の概要 |
太陽光発電器によって供給された電力のみを使用して,24時間365日の非接触浮揚を目指した,自走式メカニズムを備えた非接触磁気浮上搬送車の開発を行った.搬送車に電磁石が搭載された磁気浮上搬送システムは、軌道に電磁石があるシステムよりも初期コストが少ない. しかしながら,従来では,搬送車は一時的または,連続的に接触した電力線によって電力供給をする必要がある.このような接触を回避するために,太陽光発電による非接触給電と組み合わせた磁気浮上搬送車の開発を行った.開発した搬送システムは,十分な照度が得られないときに電力供給用に搭載された二次電池を充電しながら,外部電源なしで120時間の浮上を達成した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の磁気浮上系の短所は,初期コスト,運転コストが高いことが上げられる.この研究成果として,磁気浮上搬送装置において,比較的低コストな搬送車側に電磁石を搭載する方式では,従来では連続的長時間の非接触浮上が難しかったが,この研究により,低コストかつ連続的な非接触浮上が可能となった.また,低消費なセンサなど周辺機器の開発を行ったことにより,消費電力を2.2kgの質量である浮上体を200mW以下と,できる限り少なくすることができ運転コストの低減が行える事を示した.
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