研究課題/領域番号 |
16K06148
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
山本 浩 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (20220494)
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研究分担者 |
成川 輝真 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (50424205)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 防振機構 / 空気ばね / ばね定数 / 減衰係数 / 振動制御 |
研究成果の概要 |
自動調整機構を有する空気ばねを用いた精密防振機構の開発を目的として,まず複数の空気ばねで支持された防振機構の動特性を理論および実験により明らかにすることを通して,空気ばね支持防振機構の共振倍率を最小化する設計指針を明らかにした.また積載荷重変動の影響を明らかにするべく,空気ばねで支持された防振機構の動特性に支持質量の大きさや重心位置が及ぼす影響を明らかにした.そして積載荷重変動時に共振倍率を最小化するには空気ばねの等価減衰係数の調整が必要なことを見出し,空気ばねにおいて最も調整すべき特性である減衰係数を簡便に調整する機構を提案し,その有用性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
空気の圧縮性(弾性)と粘性を用いた空気ばねを微小振動の絶縁に用いる場合,従来の構造では線形ばねおよび減衰を実現することが非常に困難であり,さらに特性の調整も容易では無かった.本研究により調整容易でかつ線形性を有する防振機構に有用な空気ばねを実現できたことが学術的意義となる.また従来に比べ広い振動数,振幅領域で精密防振が可能であり,かつ実使用状況下にて多々ある積載荷重の変動に対しても優れた特性を維持できることから,機械工学全般,とりわけ精密工学分野の発展に寄与する点が社会的意義となる.
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