研究課題/領域番号 |
16K06152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
太田 浩之 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (30233141)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | リニアガイドウェイ / スティッキング / 機械要素 / 機械力学・制御 |
研究成果の概要 |
本研究は,リニアガイドウェイのスティッキングの発生機構とその低減法を扱ったものである.まず,実験により,スティッキングは,比較的大きなローリングモーメントを負荷してリニアガイドウェイを一定時間オフセット駆動すると発生することを示した.また,スティッキング発生時には,隣接する負荷ボールが接近していることを確認した.これらの実験結果より,スティッキングの発生原因は,負荷ボール同士の接触点におけるすべり摩擦であることを示した.そして,キャリッジを変形しやすくすると,スティッキングが低減できることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リニアガイドウェイは,摩擦が小さくスティックスリップが起こらないとこれまではいわれてきた.しかし,近年における,機械の運転条件の多様化に伴って,運転中にリニアガイドウェイの摩擦が急激に増加するいわゆるスティッキングが発生することが明らかになり,その発生機構の解明と低減が産業界から強く求められてきた. 本研究は,スティッキングの研究を初めて行ったものであり,その発生機構を解明した点に学術的な意義がある.また,変形しやすいキャリッジを用いることで,スティッキングが低減できることを実証し,産業界からの要請に対応できた点に社会的な意義がある.
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