研究課題/領域番号 |
16K06157
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 摂南大学 (2018-2019) 大阪大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
石田 秀士 摂南大学, 理工学部, 准教授 (80283737)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 振動 / 最適化 / 時間平均量 / 大域最適解 / 非反復 / ノンパラメトリック / 熱対流 / ブシネ方程式系 / 機械力学・制御 / 微小振幅 / 漸近解 / 時間平均量最適化 |
研究成果の概要 |
本研究では安定定常状態のまわりで任意微小振幅周期的強制振動対する応答が摂動論により解析的に得られることを利用して,内積型と呼ばれる物理量の時間平均値を大域的に最大・最小化する複素振動源分布をノンパラメトリックで非反復に求める手法を提案している.この手法を正方容器内熱対流場に適用した結果,熱交換効率(ヌセルト数)を最大・最小化する渦度と温度の振動源分布を求めることに世界で初めて成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ダンパを導入するなどして無振動状態で安定静止状態を保つ工学的対象物は多い.このような対象に周期振動を加えた場合にある種の量の時間平均量を大域的に最大・最小化する振動源の分布を極めて短時間に求める手法を開発した.この手法は”無振動で安定静止"の条件さえ満足していればいいので,流体と構造物が相互作用して振動する場合の最適な機体の設計や,流体を離れて,ある都市部の建物群に最もダメージを与える地震動を特定するなど,多くの応用が考えられる.
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