研究課題/領域番号 |
16K06158
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
長瀬 賢二 和歌山大学, システム工学部, 教授 (70303667)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 波動制御 / 振動制御 / マス・ばね・ダンパ系 / 周期系 / 機械力学・制御 / 制振 |
研究成果の概要 |
本研究では,複雑な結合を有するマス・ばね・ダンパ系に対する波動解析・波動制御法の議論の確立を目指して,システムの大域的な繰り返し構造(ラプラス変換上での1階の漸化式表現)に着目した解析・設計法について議論した.特に,一方向に連鎖するマス・ばね・ダンパ系に対する結果の自然な拡張として,各質点が,隣り合う層に加えてその隣の層以降の質点にも結合を有する多段結合系や,質点が左右方向に加えて上下方向にも結合している多重結合系,ならびに,隣り合う層との結合が一組の単結合系において,サブシステムの内部構造を規定しない繰り返し系に対し,上記繰り返し構造に着目した解析・設計法について議論した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
波動制御法は,モード制御法の適用が難しい,大規模な繰り返し構造系に対して有用な振動制御法として期待されている.質点をばね・ダンパで単純に一方向に結合したシステムは,波動制御法の典型的な適用対象であるが,より複雑な結合を有するシステムに対しては,その議論は十分に行われていなかった.本研究では,その議論を,質点が隣り合う層に加えてその隣の層以降にも結合を有する場合や,左右方向に加えて上下方向にも結合する場合,および,隣り合う層との結合が一つの場合において,サブシステムの内部構造を規定しない場合へ拡張を行った.それにより,波動制御法の議論の適用対象を大きく広げることが可能となった.
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