研究課題/領域番号 |
16K06161
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
岩本 宏之 成蹊大学, 理工学部, 准教授 (90404938)
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研究分担者 |
田中 信雄 成蹊大学, 理工学部, 客員研究員 (70305423)
西郷 宗玄 成蹊大学, 理工学部, 客員研究員 (80357053)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 波動制御 / 波動フィルタ / エネルギトラッピング制御 / 伝達マトリクス法 / 集中定数系 / 連成系 / 波動遮断 / 波動誘導 / 柔軟構造物 / 振動制御 |
研究成果の概要 |
ある方向のみに伝播する波動を計測する手法(波動フィルタリング法)と,特定の波動を除去する波動制御法を組み合わせることで,1方向のみの波動伝播を許容する「波動弁」を構築した.さらに,2組の波動弁を対向させて設置することにより,構造物中を伝播する波動(外乱エネルギ)をある領域内に捕獲する制御手法を確立した.これにより,構造物中の嫌振領域において無振動状態を生成しつつ,広い領域において新たな共振が発生することを回避することが可能になった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の波動制御法においては,構造物中に無振動状態を生成したとしても,非制御領域において新たな共振現象が発生してしまい,安定性に問題があった.そこで,構造物中の限られた領域に外乱エネルギを封じ込めることにより問題を解決した.能動振動・音響制御分野において,エネルギの封じ込めという概念に依拠した手法はほとんど存在せず,学術的な意義は大きいと考える.
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