研究課題/領域番号 |
16K06221
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
新口 昇 大阪大学, 工学研究科, 助教 (60614039)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | リラクタンスモータ / 可変磁束モータ / 電気機器工学 |
研究成果の概要 |
本研究では,トラクションモータ用途として,電流重畳可変磁束リラクタンスモータ(CSVFRM)とスイッチトリラクタンスモータ(SRM)の比較を実施した.CSVFRMはSRMよりトルク密度が高く,トルクリップルが低いことが明らかになった.しかし,電磁振動面では,CSVFRMの基本の電磁力モードがSRMより小さいため,共振点が低くなり,騒音が大きくなる傾向があることがわかった.これを解決するため,4相駆動のCSVFRMを提案し,トルク密度は6相駆動のCSVFRMより低くなったがSRMよりは高く,騒音は低減できたが依然としてSRMよりは大きかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電流重畳可変磁束リラクタンスモータとスイッチトリラクタンスモータでは,トルクリップルは電流重畳可変磁束リラクタンスモータの方がはるかに小さいが,騒音と振動は逆転することがわかった.これは,共通のステータを用いた場合,基本の電磁力モードが電流重畳可変磁束リラクタンスモータの方が小さいために低次の固有モードと共振を起こすからである.振動騒音以外は電流重畳可変磁束リラクタンスモータが優れているため,振動騒音の低減のためには,極数とスロット数を2倍にするなど,電磁力モードの高次化が必要であることがわかった.
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