研究課題/領域番号 |
16K06224
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
造賀 芳文 広島大学, 工学研究科, 准教授 (40294532)
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研究協力者 |
池田 淳平
森川 史也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 停電作業計画 / 太陽光発電 / 作業系統 / 停電作業 / 電力系統工学 |
研究成果の概要 |
電力系統の使命は電力の安定供給であり,定期的な設備点検・保守作業は非常に重要である。特に,設備の通電停止を伴う作業(停電作業)は事前に十分な検討・計画が必要であり,この計画を「停電作業計画」という。近年は,太陽光発電(以下PV)が大量に導入されてきているが,PVからの出力は天気に左右されることから今までの計画手法が通用しなくなる恐れがある。よって本研究では,まずPV大量導入が停電作業計画に与える影響を考察し,その問題点を明らかにした。また,その問題点に対応した停電作業計画手法を提案,開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には,まず停電作業系統をどのように策定するかという問題を数学的に定式化した。作業中に需要家が停電せずかつ安定運用に支障がないように制約をかけ,万一の場合でも停電量を最小とするよう目的関数に設定した。面的に広がるPVについては天候区分を吟味してエリアを設定し,天候によらず上記の制約が満たされるように定式化を拡張した。また,その問題を解くための効率的な解法アルゴリズムを開発,典型的な例題系統において効果があることも確認した。社会的には,実際の系統に対する効率的な求解法が確立されれば実業務にも適用でき,大変意義深いと考える。
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