研究課題/領域番号 |
16K06242
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
熊野 照久 明治大学, 理工学部, 専任教授 (80371243)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 電力系統 / 電力市場 / 需給制御 / M-Gセット / 発電費用 / 分散電源 / 最適化 / 不確定性 / 分散電源モデル / 電力工学 / システム工学 / ネットワーク / エネルギー効率化 / 再生可能エネルギー |
研究成果の概要 |
本格的な制度改革を迎える2020年代以降を対象に,新時代の電力システムの運用・制御ルールを研究すべく,本研究を開始した。様々な評価関数に関する最適化を行うと,複数の最適解が得られるが,DEA法を利用することによって重みの自動調整を行い,実際的に役立つ最適解を得ることを目指した。 しかし,その後の社会の趨勢に影響され,規制改革よりもむしろ近年活発に導入された太陽光発電をはじめとする各種の分散電源が系統運用・制御に与える影響が問題視されたため,当初の計画を見直して,これら自然エネルギー発電特有の不確定性をも取り込んだ運用制御の最適化を目指し,ある程度の不確実を見込んだ最適解を得ることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた計算アルゴリズムを用いると,ある程度の不確実性の幅をもって今後の系統運用の形をどのようにすべきかについての一つの解答を得ることができる。これは現在大きな技術的課題となっている昼間の火力発電所の需給運用における下げ代の問題に答えるものであり,これは今後さらに重要性を増していくものと思われる点である。 なお,当初の制度改革に関連する検討の中で得られた複数意思決定主体が関与するケースにおける最適化は,実際の系統における現実的な一つの回答ともなる。
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