研究課題/領域番号 |
16K06252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 富山高等専門学校 |
研究代表者 |
水本 巖 富山高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (40239257)
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研究分担者 |
小熊 博 富山高等専門学校, その他部局等, 教授 (40621909)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 鉛蓄電池 / 再生 / 寿命 / CCA / エンジン始動用 / ディープサイクル / 定電流充電 / 定電圧充電 / サルフェーション / リモート制御 / 遠隔監視 / エネルギー / 間断充電 / 定電流放電 / ディープサクル / 再生可能エネルギー |
研究成果の概要 |
定電流間断充電と短パルス大放電電流を組み合わせて、多機能型劣化鉛蓄電池回復機を開発した。本機は、劣化鉛蓄電池回復機能、定電流・定電圧充電機能、定電流放電試験を備えた多機能型鉛蓄電池回復機である。本機をシリアルケーブルでパソコンに接続することによりインターネットを介して、電流電圧モニタ、遠隔制御、制御プログラムの変更が可能である。そのため蓄電設備に本機を組み込むと、現地に赴かなくても劣化鉛蓄電池の再生・放電試験が可能である。実際に4年間通勤用軽四自動車で使用したエンジン始動用鉛蓄電池について、CCA値および放電時間を同型の新品電池同様に再生した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在EV車が普及している中でも、エンジン始動用や機器制御補助バッテリーとして鉛蓄電池が使用されている。鉛資源はリチウムイオン電池の材料と比べても資源が豊富にあり安価であることから、自動車や産業用機械などの大型機器には、今後も使用し続けられると考えられる。廃棄処分に至る前に、鉛蓄電池の回復が可能になれば、自動車のバッテリー上がりの減少や廃棄バッテリーの削減が見込まれ、環境改善に結びつくと期待される。本研究では短パルス大放電を組み合わせた間断充電を利用して、劣化鉛蓄電池の再生を試みた。またこれまで別機器として購入されていた放電試験機、充電機の機能を付加した多機能型劣化鉛蓄電池回復機を開発した。
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