研究課題/領域番号 |
16K06291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
島影 尚 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (80359091)
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研究分担者 |
川上 彰 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所フロンティア創造総合研究室, 主任研究員 (90359092)
武田 正典 静岡大学, 工学部, 准教授 (80470061)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 超伝導デバイス / テラヘルツ / 受信機 |
研究成果の概要 |
高温超伝導体を用いて簡便な冷凍機で動作する発振器を内蔵した高性能テラヘルツ帯ヘテロダイン受信機実現のための研究を行った。検出器としては、YBCOジョセフソン接合の作製研究を行った。発振器としては、BSCCO固有ジョセフソン接合の作製研究を行った。YBCO接合に関しては装置の関係でジョセフソン接合は得られなかったが、BSCCOは希塩酸改質法により高品質の接合作製が可能となった。発振器と検出器をBSCCOのジョセフソン接合により作製し、その電磁波放射実験を行うための測定系の構築を行った。また、将来の検出器の効率向上を目指して、中赤外光でのアレーアンテナに関する実験を行い、効率の向上を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電磁波検出器動作や高周波発振などは超伝導現象を用いることで実現が可能であるが、その特徴を用いて高温超伝導体の潜在的パフォーマンスを組み合わせた受信機を実現することは大きく期待されている。テラヘルツ波での高感度な検出を必要とするものとしては、災害時などに発生するシアン化水素ガスなどの特定の有毒ガスの高感度検知や、危険物検知のためのテラヘルツ帯イメージングなどが考えられ、本研究により汎用的な受信機の実現研究が進むことが期待できる。
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