研究課題/領域番号 |
16K06303
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
西本 昌彦 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 教授 (60198520)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | レーダ信号処理 / 地中レーダ / 地中探査 / 非破壊検査 / 非破壊診断 / 埋設物探査 / 計測工学 |
研究成果の概要 |
本研究は,新しい超広帯域レーダ信号処理法の開発とその地中埋設物の探査・識別や構造物非破壊診断への応用を目指すものである.ターゲット識別のための特徴量として提案した位相推移パラメータは,通常の相関係数では識別できない埋設ターゲットに対しても精度よく識別・同定できることを確認した.また,鉄筋コンクリートの腐食モデルを理論的に構築し,これを用いてレーダ応答をシミュレーションすることにより,非破壊診断に対するレーダの適用可能性について理論的に検証した.これらの結果より,開発した手法の有効性が確認できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
埋設物探査・識別や非破壊検査・診断に対して,電磁波レーダは大きく貢献できるポテンシャルを有しているが,その能力はまだ十分引き出されていない.本研究で得られた成果により,地中埋設物探査・識別への応用においては埋設物識別精度の向上が示された.また,コンクリート非破壊検査・診断への応用においてはレーダを用いた腐食度推定の可能性が示された.これはレーダを用いた地中埋設物探査・識別や構造物非破壊検査・診断の可能性を広げるとともに,現場での作業効率の向上が期待できる成果であり,安全・安心な社会基盤整備の観点から社会的意義が大きい.
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