研究課題/領域番号 |
16K06315
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
林 等 上智大学, 理工学部, 教授 (70634963)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | メモリスタ / 電子デバイス・機器 |
研究成果の概要 |
DVD や相変化メモリに用いられているGe-Sb-Te系のメモリスタ(Memristor)を用い、バイアスをかけない無給電で高調波を出力し動作するシンプルな逓倍器を作製した。 メモリスタによる高調波発生をミリ波帯で実現するために、高調波発生の原理実証および非線形性を有するメモリスタの開発および素子最適化に注力し、素子の高性能化を達成した。 さらに、本逓倍素子の増幅回路への実装により、逓倍特性として同じ素子ではより高次までの高調波が発生することを確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代移動通信システムの中核技術であるマルチバンド対応の局部発振器で使用される逓倍器では、高次の高調波を発生させるには高いレベルの入力電力を必要とし、結果として全体では大きな消費電力となっていた。 本研究成果であるバイアスをかけない無給電で高調波を出力し動作するシンプルな逓倍器の実現により、身近に存在する微小なエネルギーを収穫し活用しようという「エネルギー・ハーベスティング」の促進が期待され、レジリエントな社会の形成に役に立つ。
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