研究課題/領域番号 |
16K06328
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
|
研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
片山 龍一 福岡工業大学, 工学部, 教授 (30610521)
|
研究協力者 |
杉浦 聡
|
研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 熱アシスト磁気記録 / 量子ドット / 近接場光 / 磁気記録 |
研究成果の概要 |
ハードディスク装置の記録密度向上に不可欠な熱アシスト磁気記録には熱源となる近接場光を発生するナノ光ヘッドが必要であるが、光の利用効率が低いことが課題である。本研究の目的は、量子ドットを含むリングレーザーとナノ光アンテナから成る新規な構成により光の利用効率を大幅に高めたナノ光ヘッドを実証することである。本研究では、提案するナノ光ヘッドについて電磁界解析のシミュレーションを行い、高い近接場光の強度を得るための最適な構成に関する設計指針を得た。また、リングレーザーの発振とその光がナノ光アンテナ先端へ到達することを確認し、ナノ光ヘッドの基本機能を実証した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はナノフォトニクス/プラズモニクス、マグネティクス、ナノ材料/ナノ加工という複数の分野に跨る独創的なものである。本研究により、ハードディスク装置の台数を増やすことなく大量のデータの蓄積が可能となり、環境・エネルギー問題の解決および豊かな情報文化社会の実現に寄与することができる。また、このような量子ドットデバイスによる光制御技術は、光を任意の微小領域へ集中させ得ること、超高速な光のスイッチングが可能なことから、高感度バイオセンサー、超高速光論理回路等へも転用可能な技術である。
|