研究課題/領域番号 |
16K06344
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
中野 敬介 新潟大学, 自然科学系, 教授 (80269547)
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研究協力者 |
宮北 和之
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 情報フローティング / エピデミック通信 / 行動変化 / ダイナミック / 移動体通信 |
研究成果の概要 |
情報フローティングとは,端末間直接無線通信と端末の移動により情報を空間的に拡散させるエピデミック通信において,送信可能エリアと呼ばれる領域だけで送信を許可することにより,無駄な送信を防ぎながら,この領域に入ってくる移動体に情報を伝えるものである.本研究では,情報フローティングにより誘導情報等を受け取った移動体が行動変化を起こし,この行動変化によって情報フローティング自体も影響を受けるということを前提とし,送信可能エリアを動的に制御するダイナミック情報フローティングの開発を行い,その有効性を明らかにした.様々な移動体の行動変化の影響を考慮した開発,理論的検討等を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報フローティングは,セルラ方式とは異なりインフラ利用を前提としないため,災害時の情報共有手段として利用できるが,本研究はこのような情報フローティングの性能向上のための送信可能エリアの動的制御の開発であり,災害時の情報通信技術として有効であると考えられる.また,本研究において,情報フローティングの理論的考察を行っていること,情報の受信による移動体の行動変化がネットワークにも影響を与えるという新しい観点から情報フローティングを考えていること等は,新しいネットワークの理論的研究につながるもので学術的な価値もあると考えられる.
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